診療科・部門のご案内

整形外科

概要

整形外科は体を動かすために必要な運動器(骨、関節、脊椎・脊髄、末梢神経、筋肉・腱)の病気や怪我を診察し治療を行う診療科です。生き生きとした質の高い生活を送るために必要な器官が運動器であり、その疾患を担当する重要な診療科です。

患者さんは生後早期から高齢で亡くなるまで幅広い年齢層に見られます。それぞれの年代によってさまざまな怪我や疾患が存在します。これらをその年代に応じた正確な診断と治療を行うことが必要になっています。生後間もない先天性疾患、奇形や、乳幼児の歩行障害、歩行異常、学童期の病的骨折や外傷、さらに青壮年期の関節疾患や脊椎疾患、外傷、高齢者の骨粗鬆症に伴った脆弱性骨折、さらに全年齢にわたって見られる骨軟部腫瘍など多岐にわたります。特に近年平均寿命が延びていますが、同時に生き生きと生活できる健康寿命を延ばすことも重要な要素となります。高齢化社会を迎えこの健康寿命に強く影響している骨粗鬆症の早期発見、早期治療により、骨折を未然に防ぐことも健康寿命に必要と思われます。

当院では交通事故、労災事故、あるいは不慮の外傷による骨折、脱臼の診断、応急処置を速やかに行い、観血的治療が必要な場合は、直ちに関連施設へ受け入れを行っていただくよう手配が可能です。また脊椎疾患に関しては専門性をもって正確に診断を行い、必要に応じて信頼できる脊椎外科医への紹介を行います。当院での入院治療は、各種外傷や変性疾患の保存治療や手術後のリハビリテーションに力を入れています。内科医も多数常在しており、合併症の多い高齢者においても安心してリハビリテーションを行うことができます。すでに大腿骨近位部骨折に関しては、金沢医療センター、石川県立中央病院、JCHO金沢病院と地域連携パスで連携しており、活動を始めています。そのほか近隣のクリニックや高齢者施設での外傷や体動困難な腰痛など、入院治療が必要な患者さんの受け入れも積極的に行う予定ですので、お気軽にご連絡いただくようお願いいたします。

ここに注目!3つのポイント

point01

外傷、関節疾患、脊椎変性疾患の手術適応の判断を正確に行います

point02

整形外科疾患の保存治療、手術後のリハビリテーションが充実しています

point03

骨粗しょう症治療・評価を正確に行い、適切な治療を行います

症状と対象疾患

整形外科では次のような症状を扱っています:

骨、関節、神経、靭帯、筋肉の痛みや損傷、機能障害を扱っています。 打撲、骨折、捻挫などの外傷や椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症、肩関節周囲炎(五十肩)、関節リウマチ、骨粗鬆症などの慢性疾患などを症状に応じて診察、検査、治療しています。

整形外科の対象疾患

外傷

  • 骨折、脱臼、アキレス腱断裂、手指の腱断裂
  • 骨粗鬆症に伴う骨折
  • 大腿骨頚部骨折、上腕骨頚部骨折、橈骨遠位端骨折、脊椎圧迫骨折

関節疾患全般

  • 変形性股関節症、大腿骨頭壊死症
  • 変形性膝関節症、膝半月板損傷、膝関節靭帯損傷
  • リウマチ性関節症、痛風性関節症 肩関節周囲炎、肩腱板断裂
  • 足関節靭帯損傷、外反母趾

頚椎・胸椎の疾患

  • 頚椎症
  • 頚椎・胸椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱靭帯骨化症・・・・後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症

腰椎の疾患

  • 急性腰痛症(ぎっくり腰)
  • 腰椎症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊椎分離症・すべり症
  • 腰部脊柱管狭窄症

末梢神経障害

  • 手根管症候群、肘部管症候群

その他

  • 腱鞘炎
  • 骨髄炎、化膿性関節炎
  • 四肢骨の変形、短縮による機能障害
  • 骨軟部腫瘍、転移性骨腫瘍

外来担当者

時間帯
午前 安竹 安竹 安竹 安竹

安竹

☆金大医師
午後

 

常勤医師・非常勤医師

常勤医師

安竹 英俊(やすたけ ひでとし)
役職
科長
医師免許取得年月
1984年5月
専門分野
脊椎脊髄外科、骨粗鬆症、外傷
専門医・資格
日本整形外科学会 専門医
日本脊椎脊髄病学会 指導医
日本骨粗鬆学会 認定医