お知らせ

2024年6月1日より入院費の計算方法がDPC方式になります

当院は厚生労働省の認可を受け、2024年6月1日から「DPC対象病院」となりました。

DPC/PDPSについて

DPC制度(DPC/PDPS:Diagnosis Procedure Combination / Per-Diem Payment System)とは医療費の適正化を目的とし、2003年より特定機能病院から導入された診断群分類に基づく1日あたりの包括支払制度のことです。
従来の診療行為ごとに料金を計算する従来の「出来高方式」とは異なり、 入院された患者さんの病名や症状をもとに、手術や処理の内容に応じて厚生労働省が定めた診断群分類ごとの1日あたりの金額からなる包括評価部分(投薬、注射、処置、入院料等)と、出来高評価部分(手術、麻酔、リハビリ、指導料等)を組合わせて計算します。

【Q&A】

すべての患者さんがこの制度の対象となるのですか?

一般病棟に入院されている全ての患者さんがDPCの対象になります。
ただし以下の患者さんは対象になりません。
・DPCで定められている病名に該当しない方
・DPC治療対象外の手術や、薬剤を使用した方
・労災・自賠・自費診療の場合
・入院後24時間以内に亡くなられた方
・2024年5月31日以前から引き続き入院されている方

DPC請求と従来の出来高請求を選ぶことはできますか?

厚生労働省の定めにより、DPCの対象となる病気は出来高方式での計算はできません。

食事療養費、個室代はどうなりますか?

食事の代金や個室代は、これまで通り負担していただくことになります。

高額療養費の取り扱いはどうなりますか?

高額療養費の取り扱いも、これまで通りと変わりません。

治療内容が途中で変わったり追加になった場合はどうなりますか?

DPCでは、1入院に対して1病名というのが基本の考え方です。入院時から診療が進むにつれ、途中で病名が変わった場合は、入院初日に遡り、確定した病名で医療費の再計算を行います。この場合に月をまたがっていた時は、すでにお支払いいただいた前月分までの医療費について当月分の中で過不足を調整いたします。あらかじめご了承ください。

今までの出来高方式と比べて入院費は高くなりますか?

DPCでは入院している間の病名や行った治療によって1日あたりの金額が決まります。従って出来高方式と比べて高くなる場合もあれば、安くなる場合もあります。

ご不明な点がございましたら、病棟事務職員、会計職員までお問い合わせください。